石原新さんが歩む21世紀型日本人ビジネスマンへの道

第130回
ラブユー大阪

先日大阪に出張しました。
泊りがけで行ったのは数年ぶりでしたが、面白かったです。
初めて降り立った関空、
今年は中部空港の話題で盛り上がっていますが、
ここも大きいですね。
空港からバスで大阪駅までは50分で、
成田よりは便利な印象を受けました。
宿泊先に選んだのは地下鉄で一駅先の中津にある
三井アーバンホテル。
16年前にお世話になって以来ですので
ずいぶん年季が入っていますが、
インターネットが使い放題なのでここを選びました。
日本のホテルは通信インフラ面でまだまだだと思います。

事故後運転再開したJR福知山線にたまたま乗りましたが、
事故があった路線だったとはだいぶ後になって気づきました。
そういえば駅員さんや車掌さんの対応が
随分丁寧だったと思いました。
「1件の重大災害(死亡・重傷)の陰には29件の軽傷事故が、
その背後には300件のヒヤリ・ハッとがある」
とハインリッヒは言っていますが、
経営者の現場感覚の大切さは企業の大きさに関わらないことを
自警の念を持って再確認しました。

大阪の人々は、台湾の人たちに近いように思います。
エスカレータで右に寄って立つことは偶然かもしれませんが、
初対面でも身近に話せる雰囲気があります。
食堂の店員さんたちも
マニュアル的でない親切さで迎えてくれますね。
「大阪の人は順序を守らない」と言われていますが、
台湾と同じく、大阪駅のプラットフォームでは、
きちっと列を作って列車を待っておられました。
やはり、自分で行って、
自分の目で確かめないとわからないものですね。

一軒、美味しい居酒屋に行ってきました。
「新田」というお店ですが、
カウンターだけ、男性二人で切り盛りされています。
飲み物代込で一人6,000円程度、
器に盛られた料理がおいしく、満足でした。
ウォールストリートジャーナルでも紹介されたお店ですが、
お客のほとんどが常連さん。
最初緊張しましたが、最後はお店のお兄さん方(?)とも、
常連さんとも仲良くなり、私の同僚(台湾人女性)などは、
常連さんの一人(これも女性)と熱い抱擁を交わし、
別れを惜しんだものでした。
ラテン系ですね。


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2005年8月5日(金)

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