服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第55回
夢の素材、夢のファッション

なにか夢のファッションといったものを
考えたことがありますか。
いっさいの束縛からはなれて心から着てみたいなあ、
と思う服のことです。

私の夢のファッションは絹の服です。白いシルクのスーツ。
派手だし目立つし、汚れたときの洗濯代をどうするか、
などと考えはじめるとどうしてもニの足を踏んでしまいます。
定年退職、悠々自適というご身分になれたなら、
ぜひともこの夢を実現してみたいと思います。

白いシルクのスーツ。シャツもシルク。
下着もシルク、靴下も白のシルク。
まず第一にシルクは直接肌にふれても、
また自分の手でさわってみても心地良い素材です。
肌に優しく、心から安心させてくれる生地なのです。
まったくストレスがなく、夏に涼しく、
冬に温かく、シワにもなりにくい。
まさに理想の繊維と言ってよいでしょう。
また軽いので着ていて疲れることもありません。

さて、シャツはどうするか。
ピンクのシルクのシャツに、同じ色のスカーフを巻く。
つまりピンクと白の配色ということになります。
服を着るということは当然それを意識することで、
つまり良い刺激を受けるわけです。
白もピンクも実は人間により良い刺激を
与えてくれる色なのです。
ただ単にピンクを眺めるだけでも効果はあるわけですが、
実際に自分がそれを着ていると、より直接的に、
永い時間見ていることになります。
これがとっても良いんですね。

ひと言で表現すれば、
いつも心をフレッシュに保ってくれるのです。
老化などという言葉とは無縁であります。
肌ざわりにおける老化防止、
視覚上から得られるところの老化防止。
つまり二重の効果が期待できるわけです。
しかもその上、おしゃれで気持が良いわけですから、
まさに夢のファッションでしょう。

ファッションであってもやはり夢は持っていないより
持っていたほうがいいですね。


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2002年11月17日(日)

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