服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第130回
私の防寒対策公開します

今、どんな下着を着ていますか。
こんな寒い時にはつい下着を重ねたりするものですね。
では、まず私自身のことをお話しましょう。
あまり参考にならないかも知れませんが。
私は夏も冬も下着は一種類。
ブリーフまたはトランクス。
Tシャツは着たり着なかったり。
一年通して下着はごく簡単です。
経済的でもあります。
それで風邪をひくということもありません。

ブリーフの上にシャツとパンツ、
そして上着を重ねただけで、
コートなしで街を歩いたりします。
その理由のひとつは部屋の内と外で
温度差がありすぎる場合が多いから。
外の温度に合わせて下着を重ねると、
部屋に入って暑く、汗をかき、
かえって身体を冷やす結果となります。

比較的薄着のほうだと思いますが、
帽子とマフラーがあればそれほど寒くはありません。
なぜなら人間の体温は、
上から抜けてゆく割合が多いからです。
首にしっかりと温かいマフラーを巻き、
フェルトの帽子を被ると、
想像以上に暖かいのはそのためでしょう。
しかも帽子やマフラーは部屋のなかで簡単に取ることができる。
コートと違ってそれほど邪魔にもならない。
帽子やマフラー以外にも、わりあい着脱が可能なもので
保温対策を考えることをおすすめします。

それからもうひとつ温めておくべきは、足もと。
足が冷えているのに、
身体の上ばかりいくら温めてもムダというものです。
つまり頭のてっぺんとつま先はしっかりと保温を考える。

ひとつの方法は保温性の高い中敷を入れることです。
たったこれだけでかなり違ってきます。
それからまた保温性のある靴下を履くことも。
このような場合、微妙にサイズが異なってきますから、要注意。
理想をいえば真冬のための、
厚い靴下でも軽くフィットするような専用靴を
一足用意しておくことでしょう。
くれぐれも風邪など引きませんように。


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2003年1月31日(金)

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