服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第181回
酒に酔わない方法

酒に酔わない方法を知っていますか。
ゆっくりと時間をかけて飲むのもひとつの方法でしょう。
私をはじめとして、たいていの大人たちは
いくつかの失敗を経験して、
自分なりの飲み方のペースをつかむわけです。

フレッシュマンが社会に出るということは、
社交に参加することでもあります。
そして社交に酒は欠かせない潤滑油です。
酒は、上手に使えばこれほど便利なものはなく、
また個人的な楽しみとしても
これほど手軽るなものもないでしょう。
しかしその半面、フレッシュマンであろうとなかろうと、
酒に酔って我を忘れる状態ほど恥しいことはありません。
結局のところ酒と上手につき合う方法こそ、
フレッシュマンの第一歩なのです。

ウイスキーなどの強い酒を飲む時に、
チェイサーということがあります。
つまりひと口強い酒を飲んだ後で、水を飲む。
こうやって口の中をリフレッシュし、
結局はアルコール度をやわらげる効果もあります。
この“チェイサー”は簡単で、確実な方法です。
つまり必ずしも強い酒の場合だけでなく、
チェイサーを習慣づけることをおすすめします。
ワインや日本酒のときにも、必ず水を脇に置いておく。
ワインなどをひと口飲んだなら、水をひと口飲む。
これをきちんと守れば、
絶対に深酔いすることはありません。
もちろん個人差はありますが、
少なくとも前後不覚といういことにはならないでしょう。

どんな場合でも、必ずチェイサーを習慣づける。
これは酒に酔わないための確実な方法だと思います。

また絶対に避けるべきは、
空腹時に強い酒をいきなり飲むことです。
酒席の予定がある場合は、
その直前に一杯の牛乳を飲むことをおすすめします。
たったこれだけのことで酔い方が違ってくるはずです。
チーズやバターあるいは果物も効果的でしょう。

そしてあとはもう精神力。
今日は酔ってはいけない、と自分に言い聞かせて飲むと、
案外酔わないものです。


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2003年3月23日(日)

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