服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第185回
きっとパーティーが好きになります

パーティーに出席した時、
どのように振舞うべきか考えたことがありますか。
ひと口にパーティーといってもさまざまな種類があります。
ただし現在ではビュッフェ・パーティーが主流になっているので、
ここでもそれを中心にお話したいと思います。

パーティーは社会人としての交際の範囲を拡げてくれる点で、
たいへん有効な場所です。
約束を取りつけることも出来ない重要人物に
偶然に出会える場合もあるでしょう。

でも、その一面でビュッフェ・パーティーならではの
忙しさがあるのも事実。
スピーチがあり、乾杯があるのでグラスを手に持つ。
あるいは左手で皿を持つこともあるでしょう。
では、どうやって食べるのか。なかなか難しい。
さらには握手する場面があるかも知れません。
名刺交換はいったいどうすれば良いか。
手が8本も10本も欲しいと思ってしまいます。

よく、習うより慣れよ、と言いますが、
ビュッフェ・パーティーもまったく同じことだと思います。
とにかく機会をとらえて、尻込みせず、
どんどん出席すること。
そのうちに自分なりのリズムをつかむことができるはずです。

私は原則として、ビュッフェ・パーティーは
食前酒タイムだと考えることにしています。
必ずしもこれが最善だとは思いませんが、
私のリズムとしてはこれが良い方法だと思っています。
食前酒用のグラスは必ず持つ。左手で持つ。
そうすると右手が空く。
カナッペなどは自由に食べることができます。

グラスを左手に持って会話することが可能になります。
握手もできます。名刺交換もできます。
ビュッフェ・パーティーの場合は、
あらかじめ必要と思われる枚数を胸ポケットなどの
取出しやすい所へ入れておくと良いでしょう。

食前酒タイムが終ったところで、
適当な時間に退席させて頂く。
それからゆっくりと食事にとりかかれるわけです。
皆さんもどうか自分なりのパーティー術を考案して下さい。


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2003年3月27日(木)

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