服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第191回
明るい心が扉を開く

明るい気持を保つ方法を知っていますか。
人の心は移りやすいものです。
暗い気持になることもあれば、
泣きたくなることもあります。
私だって同じことです。
でも、問題を解決してくれるのは、
暗い心ではなく必ず明るい心なのです。
この法則だけは絶対に変ることがありません。

明るい気持を保つには、明るい様子、
明るい結果を強くイメージするのです。
すべてのものごとが、自分が思っているように、
たいへんうまく行っている様子を具体的に思い浮べるのです。

映画のなかで俳優がその役柄上、涙を流すときは、
これまでのなかでいちばん悲しかった状況を
思い浮べるのだそうです。
すると演技ではなく、本当に悲しくなって、
自然に涙が流れるのだと聞いたことがあります。
それとまったく同じことです。
いや、それとは逆にもっとも明るい様子を想像するのです。

明るい状態を明確に思い浮べると、
明るい気持になれます。
明るい気持になれると、自然に明るい表情が生まれます。
眼には明るい輝きが生まれ、
口もとには素直な微笑みが生まれるでしょう。

たとえばコーヒーを一杯飲むと仮定しましょう。
しかめ面をした、暗い表情の人と、
明るいスマイルを浮べた人とがいた場合、
あなたはどちらの人と一緒にコーヒーを飲みたいと思いますか。
これはもう言うまでもないでしょう。

「どうせ私は人に嫌われてるんだ」などと
世をすねている人がいます。
そんなことを考える時、
たぶん暗い表情をしているでしょう。
おそらくその暗い表情がすべてのはじまりかも知れませんよ。

むしろ「どうして私はこんなに人に好かれるんだろう」
と思うことにしましょう。
明るい気持、明るいスマイル。
そしてその明るいスマイルが明るい心を作ってくれるのです。
すべての扉は明るいスマイルによって開けられるものです。


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2003年4月2日(水)

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