服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第204回
美しいタクシーの乗り方

タクシーに乗ることはありますか。
私もときどき利用します。
いや、どちらかといえば
タクシーに乗ることが多いほうかも知れません。

タクシーに乗るには
タクシー乗場を利用するのが最上の方法です。
多少、歩くとしても
私はタクシー乗場まで行くことにしています。
次善の策が電話をかける方法。
タクシー会社に電話をして、場所と名前を告げると、
間もなくしてタクシーがやって来る。
好みのタクシーに乗った時に、
電話番号を教えてもらう方法もあるでしょう。

でも、実際にいちばん多いのは、
町のなかで走っている空車を停める方法でしょう。
この場合には、タクシーが余裕をもって
停めやすい場所を選ぶことです。
自分の乗りたい場所だけを優先するのは、
ちょっとわがままというものです。
極端な例として、
交差点内で停めている人を見たことさえあります。
が、これはマナー以前に、危険なことでもありますから、
やめておきましょう。

タクシーを停めるには、さり気ないしぐさで。
右手を軽く上げるだけで充分です。
またそのほうがポーズとしても美しいではありませんか。
タクシーの運転手は客を乗せようという場合、
彼なりの目で探していますから、
ちょっとした合図で必ず停まります。
停まらない場合は、
なにかの都合で乗せにくい事情があるからです。

タクシーが停まって、ドアが開く。
私はこの時「お願いします」と声をかけてから、
乗ることにします。
世界広しといえども、無言でタクシーに乗るのは
日本くらいのものではないでしょうか。
せめて「お願いします」くらいは言っても良いでしょう。

タクシーが目的地に着く。
料金を払ってから、降りる。
私などはあらかじめ料金が分っている場合は、
降りる前から料金を用意しておきます。
そして忘れ物をしないように、すばやく降りる。
この時にも「どうもお世話さま」と声をかけるようにしています。


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2003年4月15日(火)

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