服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第285回
小さなキャンプで生命の洗濯

キャンプはお好きですか。
実は私も大のキャンプ好きなのです。
たぶんこう言うと、不思議に思われることでしょう。
でも、私の場合は「小さなキャンプ」なので、
気楽に出かけられるのです。

キャンプとは言っても、
最近は手抜きのオート・キャンプです。
必要最小限の荷物を積んで車で出かける。
それも1泊か2泊というのなら、
近くのキャンプ場へ行く。
たとえば東京にだってキャンプ場はあるのですから、
つまり私の場合はオート・キャンプ場を利用するのです。
1泊、約5千円ほどかかりますが、
安全ですし、安心です。
もし、なにか足りないものだとか、
困ったことがあったなら、
管理人に頼んで貸してもらったり、
手伝ってもらうこともできます。

東京のオート・キャンプ場なら
都心から1時間少々で着けるでしょう。
これなら行き帰りだけで
疲れてしまうということもありません。
では、本当に東京にキャンプ場があるのか。
あるのです。

たとえば「キャンピング・ガーデン・モク」
(TEL:042-598-6125)。
西多摩郡檜原村ですから、東京都下なのです。
また近くには「キャンベルヒルズ」
(TEL:042-598-6100)や
「神戸園(かのとえん)キャンプ場」
(TEL:042-598-0107)などもありますから参考にして下さい。

さて、私のキャンプ・スタイル。
それは何もしないのです。
着いて、設営をしたなら、
あとはもうものぐさ太郎を気取るだけ。
本を開くふりをしたり、昼寝をするふりをしたり。
多少、働くふりをするのは食事だけ。
炭をおこして、チキンを焼く。
もうこれは塩とコショウをふりかけるだけで美味いのです。

目には緑、耳には風や小川のせせらぎ、
澄んだ空気に身を置くだけで
生命(いのち)の洗濯ができるのです。

テントを張りたくない人のためには
ロッジもありますし、風呂もありますから、
湯上りに冷えたビールという楽しみも味わえますよ。
これが私の小さなキャンプなのです。


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2003年7月5日(土)

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