服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第412回
キイ・ホルダーで遊ぼう

今、どんなキイ・ホルダーを使っていますか。
私はごく普通の革ケースを使っています。
内側にキイ・ホルダーがあって、
それを革で包む式の、よく見るスタイルです。
でも、少し角が傷んできはじめています。
そろそろ取り換える時期かも知れません。

この間、ふとオモチャのキイ・ホルダーを見つけて、
買ってしまいました。
キイ・ケースではなく、
正しくは“キイ・チェーン”と呼ぶべきでしょう。
カギを通すための環があって、
そこから短いクサリがあって、
重り(ウエイト)が付いている。
では、なぜオモチャなのか。
重り(プレイト)の部分がゲームになっているからです。
“ミニ・フィフティーン・パズル”と言うのだそうです。

要するに小さな、四角い板になっていて、
そこに「1」から「15」までの数字を配した
コマが並んでいる。
このコマを並べ変えて遊ぶ。
そういえばむかし子供の頃、これで遊びましたよね。
一度バラバラにしておいて、「1」から順に並べてゆく。
簡単そうで、難しい。
ちょっとした頭の体操にはなります。
タテヨコの合計が
必ず30になるように並べるやり方もあるのだそうです。

まず第1に“フィフティーン・パズル”
と呼ぶことさえも知りませんでした。
さらにはそのミニ版が考案されたのは、
1933年のことなのだそうです。
まあ、別に覚えておくほどのことでもないでしょうが。

さて、このキイ・チェーンが優れているのは、
マグネット式になっていることです。
コマは自由に動かせるけど、
コマ自体は絶対に落ちない。
カギを付けてポケットに入れておける。
というよりも、ちょうど良いくらいの重みになってくれ、
しかも薄いので邪魔にならない。
また、空き時間を利用して、
頭の体操、リフレッシュができるのです。

青山のスパイラル・マーケット(TEL:3498-5792)で、
800円で買いました。中国製です。
そうそう以前私が書いた
『ロレックスの秘密』(講談社)が、今度、
中国語版として出版される予定。PRのページでした。


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