服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第452回
ゴールドは幸福を運ぶ色

好きな色は何ですか。
誰でも好きな色があり、嫌いな色があります。
これはなにも色彩心理学などとと、
難しい話をしようというのではありません。
もっと身近な、
もっと直感としての色のことなのです。

人は誰でも明るい色を着ると、
明るい気分になります。
つまり意識する、
意識しないとにかかわらず、
私たちは自分が身につける服に
影響を受けているのです。
ビジネス・ウェアには、
主として濃紺などが多いのは、
より冷静沈着な気分で仕事ができるように、
という一面もあるでしょう。

私たちは服を着ないで過すことは出来ません。
ならば、どうせ着るなら、
自分により良い影響を与えてくれる色を
着ようではありませんか。
大まかに言って、
人は寒色系よりも暖色系を着るほうが、
明るい気持になれるのです。
私はときどき赤い色のシャツを着ることがあります。
そしてその時にもやはり
色の影響を感じさせられるのです。

さて、ここでひとつの提案をします。
それはもっとゴールドを着ようということです。
日本語でいえば「金茶」でしょうか。
ゴールデンイエローやゴールデン・ベージュ
という名前を聞いたことがあると思います。
ゴールド色のスェーター・・・などなど。

ゴールドは心に余裕を与える色です。
いつもより落着いた気分になれます。
なにかイヤなことがあっても、
ゆったりとした心で見過せるようになります。
そうした広い心で世の中と接していると、
必ず良いことが近寄ってくるものです。
靴下でもハンカチでも、
どんなに小さくても良いですから、
毎日ゴールド色を身につけるようにしましょう。

ここで大切なことは、
自分が身につけるゴールドが
目で確められる点です。
つまり下着などよりは、
スカーフなどのほうが良いわけです。
そして「ゴールドは余裕の色である」
と強く意識することです。
そうすることによって、
必ず幸運があなたにゆっくり近づいてくるはずです。


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