服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第470回
美と健康の入浴剤

風呂に入るのはお好きなほうですか。
私は大の風呂好きです。
自宅での風呂はもちろん、
気分転換を兼ねての銭湯や
温泉なども大好きです。

風呂好きとくれば
入浴剤ということになるでしょう。
今、私が使っている
手作りの入浴剤についてお話しましょう。
それはみかんの入浴剤です。
手作りといっても、
みかんの皮を捨てないで
取っておくだけのことですから、簡単。
もちろんお金もまったくかかりません。
みかんを食べますね。
あの黄色い外側の皮を取っておく。
これをネットの袋かなにかに入れて陰干しにする。
ベランダの隅にでも吊るしておけば良い。
1週間ほどでカラカラに乾き、
深いオレンジ色になります。
これを木綿の袋に入れて、紐で結んで、入浴剤。
当然、みかんの良い香りが拡がりますし、
身体を温めてくれます。
そしてこのみかん袋で顔を洗うと、
肌が美しくなります。
ぜひ一度試してみて下さい。

もっと単純に身体を温めたいのなら、
しょうが湯をおすすめします。
新鮮な根しょうがを買って、
みかんの皮と同じ要領で、陰干し。
ただし半日ほどで充分。
この陰干ししたしょうがを薄く切って、
同じく袋に入れて入浴剤代りにします。
もっともカラスの行水式ではなく、
少しぬるめの湯にゆっくりと入って下さい。
効果は抜群です。

さらに決定的な入浴剤は、唐辛子。
赤い唐辛子をそのままに、刻む。
刻んだ唐辛子を木綿の袋に入れて、口を結ぶ。
これはできれば
沸かす前から入れておいたほうが良いでしょう。
真冬でも汗がどんどん流れてきます。
身体がいつまでもポカポカして、
熟睡できること間違いなしです。

では、みかんと、しょうがと、
唐辛子をミックスしたら、いったいどうなるか。
もちろん結構です。
相乗効果が期待できるでしょう。
入浴剤や入浴法も好みの問題ですから、
自分で気に入るやり方で
調合してみてはいかがでしょうか。
また一段と風呂に入る楽しみがふえるはずです。


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