門上 武司

「一杯の珈琲から一皿の満足まで」
  門上武司の食コラム

第109回
Sentido

今年2月2日に開店したばかりのニューフェイスだ。

当日、店の前を通りかかると、すごい花の数であった。
「コーヒー」という文字が目に入ったところで
「今日、オープンしたばかりのコーヒー屋なんです。
よかったらお入りください」と女性が声をかけてくれた。
迷うことなく入店だ。

店内の棚にはコーヒーに関するグッズや
コーヒー豆が置かれている。
スタッフの女性が豆のことなど説明。
これが適確で、非常に分かりやすい。
メインはマシーンを使ったエスプレッソと、
フレンチプレスである。
マシーンのメニューは、豆を2種類から選ぶことができる。
スペシャルブレンドと、その日の豆だ。
この日は「グァテマラ」。
それをチョイスし、エスプレッソをオーダー。
しばらくして若いバリスタが運んできてくれた。


クレマもきちんとある。いい感じだ。一口飲む。

香りがあり、苦みが押し寄せる。
少し砂糖を入れる。「苦いですか」とバリスタ。
「そうでもないんですが、
少し甘みが欲しかったんです」と答えた。


ここからバリスタの永田さんといろいろ会話が始まった。

オーストラリアのケアンズでバリスタ経験があることや、
「昔はイタリアンブレンドの濃いエスプレッソが好きだったが、
スペシャリティコーヒーが入ってきてからは、
好みが変わった」など一気に話が盛り上がった。
最近、京都にもエスプエッソをメインとする店が増えたことや、
全国のコーヒー店など、話題は広がるばかりである。


そして数日後に再訪した。
今度はブレンドのエスプレッソ。

説明によるとコスタリカ、エルサルバドル、
グァテマラのブレンドだという。
ストレートよりまろやかさがある。
途中から砂糖を入れる。
しかし、砂糖なしでも十分楽しめる味わいだ。


カフェ・マキアートも飲んだ。
これもまた砂糖なしで楽しめる。

明らかに新世代のコーヒー店である。
コーヒーの世界は、変化と進化の連続だと、つくづく感じた。


【本日の店舗紹介】
「Sentido(センティード)」
 京都市中京区笹屋町445 日宝烏丸ビル1F
 075-741-7439


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2012年2月21日(火)

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