門上 武司

「一杯の珈琲から一皿の満足まで」
  門上武司の食コラム

第124回
アムアムホウ

JR六甲道から海側に徒歩数分のところにある
中華料理「アムアムホウ」。

ここは四川料理をベースに点心が味わえる店。

この日は、かまぼこの機械を作っている会社と、
それを使い練り製品を作る会社の代表者などと
情報交換を兼ねたランチである。
店の選択は僕に任されたのでここ「アムアムホウ」とした。

ここを訪れる目的のひとつは「よだれ鶏」を食べることである。
これは「よだれが出るぐらいにおいしい鶏」という意味で、
四川料理の逸品だ。
好きな料理をチョイスできるランチコースが幾つかあり、
よだれ鶏がついてくるものがあるのだ。


まずはよだれ鶏からスタートした。

これも各店によって辛味の出し方が大きく異なる。
またソースというかタレの分量もかなり相違がある。
ここはソースの分量も多く、辛味のバランスがじつに見事だ。
辛いのに爽やかという印象が強い。
辛味のおかげで鶏の旨さが生きている。
各人これを食し「このよだれ鶏は旨いですね」と賞賛。
これで第一関門突破という感じだ。


次は春巻き。

シンプルにして野菜の扱いが美しいので、
噛むとじんわりと野菜の甘みを感じることができる。


口休めのサラダ。

湯葉で巻いた料理は、中から汁がたっぷり溢れ出てくる。


締めの料理もチャーハンや麺類など選択可能で、
この日は全員麺とした。

スープのすきっとした味わいは中華の技を垣間見せてくれる。
途中まで食べたところで「よだれ鶏」の残ったソースを入れる。
すると一気にコクが生まれる。こういう食べ方も面白いものだ。


デザートはカステラ。

風味と食感の賜物だ。


ランチメニューながら、
しっかりと店のウリである四川料理(よだれ鶏など)と
点心を見事に組み合わせてあるのが嬉しい。
次回は夜に訪れ、もう少し四川や点心の奥義を味わってみたい。
また行きたいと思わせるツボをしっかり押さえた一軒である。

【本日の店舗紹介】
「アムアムホウ」
 神戸市灘区深田町3丁目4-13 アルカディア六甲1F
 078-891-6171


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2012年4月13日(金)

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