門上 武司

「一杯の珈琲から一皿の満足まで」
  門上武司の食コラム

第125
BAR ZUMACCINO

ふらりと入った「BAR ZUMACCINO(ズマッチーノ)」。

店頭のボードに「美味しいワインと旨いエスプレッソ。
そして・・・すごいカプチーノ。あります。」
と書かれた言葉に惹かれた。

ちょうど昼下がり。カウンターには客がおらず、僕一人であった。

まずはエスプレッソを頼む。
「デザートはなにかありますか」と聞くと
「コーヒーのデザートがあります」との返答。それもオーダー。


デザートが届く。

「思っていたよりボリュームありますね」とつぶやく。
甘さも結構ある。


エスプレッソ。
それを淹れる姿はじつに真摯な印象を受けた。
豆を挽き、それを詰め、押さえる。
そしてマシーンで抽出するのだが、
最後に抽出するときの背中から発する気に、
鋭さを感じてしまった。



そして届けられたエスプレッソは、
予想をはるかに上回る美味であった。

クレマの立ち方はあくまで肌理細かく、かつクリーミーであり、
香りも高い。またビターながらも甘みも感じてしまう。

そこから少しずつ話しを聞く。
豆は永年付き合いのある焙煎所で
オリジナルブレンドを作ってもらっているとのこと。
常に一定の味わいを抽出するために、
豆の量やダンピングという詰め方(力の入れ具合)などを
調整していると語ってくれた。
「同じ日でも、朝うまく入ったから、
夕方や夜にうまくゆくとは限りませんから」と。
豆の挽き方は、ほぼ一定で、
よほど天候などコンディションが悪いときは
挽き方を変えることもあるようだ。
そんな話を聞きながら、もう一杯エスプレッソを飲むことにした。

日曜日には「ラテアート教室」を開催されている。
「一般の方がメインなんですが、
ときにはプロのバリスタもお見えになります」とのこと。
これは気になるインフォメーションである。

大阪・ミナミの繁華街からは
少し離れた立地にあるこの「BAR ZUMACCINO」は、
隠れ家的な要素もある。
また僕の事務所からは徒歩圏内である。
ときたま訪れたい。
次回はバリスタのカプチーノを味わうことにしよう。


【本日の店舗紹介】

「BAR ZUMACCINO」
 大阪市中央区博労町2-3-2
 06-6261-3877


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2012年4月17日(火)

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