門上 武司

「一杯の珈琲から一皿の満足まで」
  門上武司の食コラム

第152回
中国料理 星華

大阪・北新地で人気の中華料理店
「星華(ほしのはな)」である。

最近、北新地にも中華料理店が増え、
食べる側としてはチョイスする楽しみも満載となってきた。
それもレストランスタイルから
点心や麺専門、または餃子など
そのバリエーションもかなりのものだ。
同時に、昼食も種々の店が、お値打ちメニューを供している。

ある華道作家と打ち合わせを兼ねての昼食となった。
彼の選んだ店が「星華」だ。
いま、北新地でも人気の一軒。
12時半からなので、
5分前に行くと入り口には空きを待っている人が並んでいた。
予約名を告げると、個室に通された。
通常のランチではなく、
コース料理だと予約可能ということのようだ。
華道作家にアシスタント、
パブリシティを担当する女性とアシスタント、
そして僕の5名で昼食が始まった。


前菜はサーモン、穴子の南蛮漬け、蒸し鶏のネギソースである。

穴子の南蛮漬けは、
適度の酸味が穴子の甘みをぐっと持ち上げていた。
次はワカメのスープ。
このワカメの歯ごたえがしっかりしていた。


そして揚げ物の登場だ。
春巻きとカニの爪。


春巻きは塩で食べると野菜の旨みが増長、
カニの爪はケチャップをつける。
その甘さで、またカニの風味が膨らむ。

打ち合わせは、花と料理のコラボレーションについてである。
コンセプトとテーマを決め、華道作家と料理人が、
それに沿って花を活け、料理を作るというもの。
モノをクリエイトするという立場は同じ。
最終のパッケージがことなるだけ。
「僕は、気にいった場所があると、
すぐにここでイベントができればいいなと思ってしまうのです」
と華道作家。
じつは、僕もかつてイベントを手掛けていたことがあり、
その気持ちがよく分かる。

海老と帆立の炒め物や黒酢の酢豚などが続く。

それら料理の旨さと話題の楽しさで、
どんどん時間が過ぎていったのである。


【本日の店舗紹介】

「中国料理 星華」
 大阪市北区堂島1-3-39第2二葉ビルB1


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2012年7月20日(金)

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