中国って、本当のところどうなの?

第5回
中国留学のコスト

中国に留学することの利点の一つとして、
そのコストの安さが上げられます。

通常、アメリカやヨーロッパなど
欧米諸外国に留学するとなると、
授業料+生活費で
年間300-500万円はかかると言われています。
特に、アメリカの名門私立大学などは、
授業料が軒並み高いです。

さて、日本人の留学先として、
第1位のアメリカと、
第2位の中国とを比較してみましょう。

大学学部への1年間の留学でも、
アメリカで300-500万円かかる一方、
中国だと150万円程度に抑えることが可能です。
得られるものが違うので、
2つを並列には比べられませんが、
単純にコストだけみると、半分以下で済みます。

中国の場合、中国人学生と外国人の留学生では、
同じ授業を受けたとしても、
授業料がかなり異なります。
留学生の方が高いのです。

とはいえ、平均的な日本人にとっては、
年間30-40万程度の学費であれば、
さほど高くは感じないでしょう。
むしろ、日本の大学の学費の半分以下ということで、
安く感じるかも知れません。

また、中国の場合、田舎の学校を選べば、
生活コストが安く上がるので、
切り詰めれば、100万強でも
1年間の留学が可能になるそうです。

通常、上海・北京のような都市部では、
生活コストは日本の約5分の1程度であり、
田舎に行くにつれ、そのコストは安くなります。

語学学校などでは、
どこの地域にある学校に通ったとしても
基本的には「普通話」を習うことが可能なようです。

しかし、ひとたび学校の外に出ると、
現地の人々の方言がきつくて、
何を言っているのか分からない
などということもあると聞きます。

一般の中国人とのコミュニケーションを考えると、
普通話に近い中国語が話されている
北京近郊の学校に行くのが無難かもしれません。

また、北京には大学が密集する海淀区があり、
ここには中国のトップ・スクールである
清華大学や北京大学なども集まります。
さらに、それぞれの分野の専門大学も肩を並べており、
学業に専念するには恵まれた環境でしょう。

清華大学の主楼(メイン・ビルディング)を望む

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