中国って、本当のところどうなの?

第7回
私の留学先選び

ご参考までに、
私個人の留学地域・学校選定の経緯を紹介しておきます。

まず、留学先の地域ですが、北京と上海で悩みました。
北京には首都機能が集中し、文化的な遺産も多くあります。
また、上海は中国・世界経済を牽引する都市にまで発展し、
きらびやかな街です。

それぞれ、街に異なる魅力があり、
教育機関の選択肢も多岐に渡ります。

結局、北京・上海、共に視察して感じたのが、
「自分には北京の方が肌に合う」ということでした。
上海人と比べ、北京人は穏やかであると感じます。
逆に、上海を旅した時には、夜中に寝ている時以外、
気が休まりませんでした。

街は車のクラクションが一日中鳴り響き、
活気はあるものの、
どこか殺伐としているなと感じたのです。

また、北京には文化的な遺産が多くあるのも
歴史のある建築物好きの自分には、大きな魅力でした。
気が向けば、世界遺産が
ふらっと立ち寄れるところにあるのです。

続いて、学校選びです。
当初、外国人に対する中国語の教育では、
北京語言大学(BLCU)が最も優れていると聞いていたので、
第一候補として考えていました。

しかし、自分が興味のある仕事の分野と、
その後、BLCUで学べることが必ずしも直結しないのが
ひっかかりました。
ここは「語学のスペシャリスト」にはいいのですが、
それ以外の分野には弱いのです。

自分にとって、中国語はあくまで道具なのであり、
それを使って何をするかが問題でした。
また基本的に、語学力の伸びは学校のレベルよりも、
留学生本人のやる気に依存すると思います。

最終的には、理科系のトップ・スクールである
清華大学の語学学校に行くことに決めました。
ここ数年は、北京大学のお株を奪い、
文科系も合わせてトップとの評価があります。

清華は広く快適であり、
キャンパス・ライフを満喫するには申し分ありません。
また、中国人学生・教職員の潜在力も比較的高そうです。
将来、自分が取り組むであろう
中国ビジネスへの準備をすすめる拠点として、
ふさわしいと考えました。

年末までは、この清華の留学生寮にいる予定です

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