中国って、本当のところどうなの?

第8回
中国食べ歩き ― ロブスター?

ひとたび、中国に渡ってみると、
中華料理の奥深さに驚かされます。

大学の学食を覗いてみても、
学生数の多い大きな大学では、
多種多様な料理が提供されています。

私の暮らす清華大学には、
学食だけでも10以上が営業しており、
食べ盛りの若い学生の胃袋を満たしています。
いつも食事の時間帯は
食欲旺盛な学生で大盛況です。

手足が長く、スレンダーな女子学生が
大盛りの脂濃い学食料理を
ぺろりと平らげるのを見ると、
「どうやって消化しているんだろう?」
と不思議でなりません。

また、清華大学の場合、キャンパスが広すぎて、
学外のレストランや食堂に行くのが面倒くさい
という地理的な要因もあり、
学食でさっと食事を済ませる学生も多いです。

フランス料理、トルコ料理と合わせ
世界3大料理に数えられる中華料理を知ることは、
その種類の多さ、食材の豊富さ、
味のバラエティの豊穣さ、
調理法の多様さなど、
食人生を豊かにしてくれます。

先日、五道口(WuDaoKou)の駅から
北京語言大学のほうに行ったところで、
こんなお店を見つけました。

中華料理に関して、
様々な食材を用いることから、
「中国人は四つ足のものは、机と椅子以外なんでも食べる」
という話を聞いたことがあります。

犬や猫も料理の食材になるということから、
生きているものならなんでも食べる
という意味のことなのでしょう。

このお店も、
ぱっと見た限りでは、
「ロブスターを扱っているのかな?」
と思うようなところです。
しかし、よく見てみると、
これはロブスターではありません。

なんと、日本でもお馴染みの「ザリガニ」です!
食べたことのある人に聞いてみると、
「さっぱりしていて美味しい」とのことです。

きっと、当たり前のものとして食べていれば、
驚くようなものではないのでしょうが、
あまり食べ慣れない日本人には、
なかなかに衝撃的な食材でしょう。

近くで談笑しながら
ザリガニを食べる若い女性たちをみて、
「中国に来たんだ」という思いを強くしました。


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