第11回
そうだ、三全公寓に行ってみよう
邱永漢集団の北京総本山、
三全公寓(sanquan
gongyu)を訪ねました。
邱先生からランチにお招き頂き、
北京事務所の方々に、ご挨拶させて頂いたのです。
三全公寓は、北京市内の北東に
位置する朝陽区にあります。
一昔は畑や野原のひろがる
長閑な場所だったそうですが、
今では大きなデパートやオフィス・ビルが
軒を連ねる一等地です。
各国の大使館のある地域や、
お洒落なバーやレストランが並ぶ
三里屯(sanlitun)からも程近いところにあります。
三全公寓の近くには、
感じの良い川も流れており、
地域全体の雰囲気や格式を一段と高めています。
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川面に映る三全公寓
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ここは、基本的には高級住宅マンションなのですが、
1階には中華料理の林一品、イタリアンのIL MILIONE、
中国では珍しく美味しいパンが食べられる
Q’s Cafeなどがあります。
今回は、イタリアンのIL MILIONEにて、
邱先生、そして現地の秘書の方たちと
ランチを頂きました。
ランチ・コースは60元からあり、
美味しい本格的なイタリアンが楽しめます。
前菜、メイン・ディッシュ、パン、
食後のデザート&コーヒーが雰囲気の良い店内で楽しめ、
非常にコスト・パフォーマンスが高いと思います。
三全公寓で飲めるコーヒーは、
雲南省のコーヒー・プロジェクトで採れたものです。
このコーヒーは近い将来、一大事業になると思います。
三全公寓に共通していることですが、
中国人スタッフの教育がよく行き届いているな、と感じました。
皆さん笑顔で迎えてくれますし、
礼儀も下手な日本人よりしっかりしています。
「北京にもこんなに感じの良い笑顔の作れる中国人がいたんだ」
と驚きました。
中国では、上に立つ人が
しっかりしていないレストランなどでは、
ウェイトレスが客前で、
平気で携帯メールを打ったりしています。
客に対する笑顔などまるでなく、
メニューを投げて寄こすことさえあります。
ひどいところになると、
「休憩したいから早く食べ終わって帰って」
などと言われたりします。
(これは清華大学のレストランで実際に言われました)
中国式の「無愛想」
「客を客とも思わない」態度に疲れたら、
ご友人を誘って、三全公寓に
行ってみたらどうでしょうか。
運が良ければ、邱先生を
お見かけできるかも知れませんよ。
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