第12回
三全公寓「種字林」にて、農民画を観る
三全公寓のIL MILIONEにて舌鼓を打った後、
恐れ多くも、三全公寓を
邱先生にご案内して頂きました。
秘書の上田尾さんも同伴してくださり、
今後の中国の生活において、
色々とためになるお話を伺えました。
上田尾さんは北京の秘書という役職の他にも、
中国民俗研究家として
中国の農民画や、造りのしっかりした
昔ながらの中国家具を
収集する事業を展開されています。
ビジネス・マインドが非常に高く、
「会社に与えられた仕事」ではなく、
「自分が創っていく仕事」というスタンスで
お仕事に取り組んでいらっしゃいます。
邱先生のお言葉に、こんなものがあります。
「一日に30回も時計を見るような仕事はお辞めなさい。
夢中になる余り、気付いたら夜になっていた、
そういう仕事を見つけなさい」
人生の早いうちに、
自分が夢中になれる仕事を見つけられれば、
幸せな人生がおくれることでしょう。
三全公寓ツアーの最後に、
上田尾さんの「中国の農民画」の実物を
1階にある中国民俗ギャラリー
「種字林」にて拝見することができました。
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『うさぎ』 画家:朱素珍
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「可愛いっ! しかも、ありえない色彩感覚!」
これは、ぜひ実物を観に行って頂きたいものです。
2ヶ月に1度ほどのペースで、
上田尾さんは中国の各地を巡り、
こうした中国の農民画を集めていらっしゃるそうです。
実際に収集される農民画は、
プロの眼でしっかりと選別されたものだけが買い取られ、
農民画であればなんでもいいという訳ではありません。
「種字林」に架かる農民画を観ていると、
その一枚ごとに物語を想起させられます。
色使いの大胆さ、構図の自由な展開、
これらを観ているだけで幸せな気分になれます。
中国には、まだ世界に知られていない魅力が
多く眠っている、そう感じさせてくれるひと時でした。
詳しくは、上田尾さんのご連載
「これが中国の農民画」でお楽しみください。
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