中国って、本当のところどうなの?

第15回
私の留学先選び−3つの指標

将来、中国ビジネスを想定して留学している私が、
清華大学を語学留学先として選んだのには、
大きく分けて以下の3つの理由があります。

「中国屈指の名門大学であること」
「便利な場所にあること」
「様々な人種がいること」

まず、「中国屈指の名門大学であること」ですが、
これはなにも単にミーハーな理由から
考えたことではありません。

私は慶應義塾という
日本では比較的、名の知られた大学を出ていますが、
大学で「学べること」だけを考えると、
正直、どこの大学でも大差ないと思います。

では、慶應義塾の強みは何か?
それはブランドを使えること、
前向きでポテンシャルの高い学生と友人になれること、
教職員の中に探せば尊敬できる人を見つけられること、
同窓生の世界ネットワークが強固であることなどです。

世界の大都市であれば、
どこにでも慶應義塾の同窓会である
「三田会」は存在します。
実際、北京でも150人程度が在籍しています。
早稲田の稲門会は200人を超えるそうです。

同じことが、清華大学でも言えるだろうと思います。
今後、中国の人材が活躍する場が世界に広がっていけば、
「清華の同窓生」というネットワークは、
強力な力を発揮してくれることでしょう。

周知のことですが、
現在の胡錦涛・国家主席は、清華大学の卒業生です。
また、為替などで何かと世間を騒がせている
中国人民銀行の総裁も清華の出身者です。

二校門 The Second Gate

次に、「便利な場所にあること」ですが、
清華大学は北京の主要大学へ
アクセスしやすい場所にあります。
北京大学と北京語言大学の間に位置し、
他大学との連携に非常に便利です。

それぞれの大学ごとに強みがありますので、
大学間を行き来しやすい場所にあることは、
のちのち利便性を強く感じることになると思います。

工字庁 I-Shaped Hall

最後に、「様々な人種がいること」ですが、
これは世界中から多種多様な留学生が来ていて、
世界各国の人々と、気軽に知り合える環境である
ということです。

多くの国に友人・知人を持つことは、
人生を豊かにしてくれることでしょう。
清華大学には、世界70カ国から
1300人以上の留学生が学びに来ています


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