中国って、本当のところどうなの?

第16回
中国の秋葉原、中関村を覗いてみよう

北京大学や清華大学の南に位置する、
中関村(Zhongguancun)という地域があります。
ここは、中国北京のIT産業の集積地であり、
産学連携の成功事例を目にすることができます。
また、多くの電化製品店が並ぶことでも有名です。

北京でIT関連の電化製品を探すなら、
この中関村は最も適した場所でしょう。
他のどの地域よりも店の数が多く、
互いがしのぎを削っているため、
どこよりも安くなるのです。

海龍大厦

中関村の中でも、ランドマーク的なシンボルが、
この海龍大厦(Hailongdasha)です。
有名電機メーカーの展示ブースに始まり、
各種バッタモノまで色々と取り揃えています。

一つのビルの中で、高級電化製品から
違法なコピー商品や粗悪品まで揃えている海龍大厦は、
中国の電化製品市場の「今」を知るのに、
もってこいの場所です。
週末や祝日などには、お客でごった返します。

電機メーカー直販のブースや正規販売店では、
メーカー希望小売価格か
それに近い値段で商品が売られています。
しかし、その他の「なんでもあり」の
小さな電気屋群では、
客の様子を店員が値踏みして、
その場で値段が乱高下します。

価格の趨勢としては、
電化製品本体などは日本の価格に近いか
場合によっては少し高いこともあります。
しかし、コンピュータの付随品などは
日本の半額から3分の1で買える事もあります。

乱高下する価格を巧く買い叩くには、
主に次の3つの方法があります。
(1)上手に中国語を話し、
  中国の事情を知っていることを店員に知らしめる。
(2)一つの店で即決せず、幾つかの店で聞き比べる。
(3)中国人の友人と買いに行くか、
  事情通の人を紹介してもらう。

いきなり(1)を実践するのは難しいのですが、
(2)で相場をつかむことはできます。
しかし、一番安く買える方法は、
なんといっても(3)です。

私は親しい中国人の友人から、
中関村の電気屋で働く
「従兄弟の奥さんの従姉妹のボーイ・フレンド」
を紹介してもらいました。

ほぼ「他人じゃん!」という感じですが、
それでも中国人の身内価格で
買い物ができるようになりました。


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