中国って、本当のところどうなの?

第20回
北京の地下鉄 オモシロ標識

諸外国を旅していると、
その国ごとのお国柄が
街中の看板や標識に見て取れます。

北京の地下鉄にも、
こうした国民性を
垣間見ることのできる標識が幾つもあり、
よく注意してみていくと、
とても興味深いです。

特に、識字率の低い中国においては、
誰の目にも分かりやすいアイコンで
禁止事項を表示することは、重要なことです。

文字だけで書き伝えても、
「なんて書いてあるの?」
と判読できない人も多くいるからです。

まず、「No Smoking」の表示。
これは地下鉄など公共の場所では当然ですよね。
(実際には、気にせず吸っている鈍い人も多いですが)

続いて、「座っちゃ駄目よ」
中国では辺り構わず人民は座ります。
こうした標識があっても、
平気で階段で座って休む
地方出身者は後を絶ちません。

これは、「駅構内の行商禁止」サインです。
日本ではあまり見かけませんが、
途上国に行くとたまに見る標識です。
駅構内でも勝手に商売を始めてしまう人がいるので、
注意が必要です。
この看板の前で違法コピーのDVDを
売る人を見たときは、さすがに驚きました。
そこは売る場所ではないですよ!

「ポイ捨て禁止」です。
当たり前と言えば当たり前ですが、
一部の中国人にとっては
「え?だめなの?」というものでしょう。

線路内の電線には「高圧電流」が流れているので、
無闇に触ったり、電線を盗もうとしてはいけません。
ほんと、危ないですよ。

まして、「プラット・ホームから
線路に飛び込んではいけません!」
これは本当にダメ!

ってか、どこに行くの!
「トンネルに入ってはいけません」ってば!

このように、中国の地下鉄には
国民性がにじみ出る標識がたくさんあります。


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