中国って、本当のところどうなの?

第30回
自転車は身近な移動商店

中国では、自転車は通勤・通学の
身近な足となるばかりでなく、
仕事そのものをサポートするものでもあります。

それでは、多くの事例からその幾つかを観てみましょう。

こちらは観光地でお馴染みの人力車です。
細い路地などもスイスイと移動でき機動力が高いために、
割と便利な乗り物です。
しかし、自分の足で歩きたい観光客にとっては、
その執拗な勧誘に辟易させられたりもします。

また、自転車修理は
なにも固定商店である必要はありません。
こうして自転車の修理を自転車で移動しながら商売にする
「鶏が先か、卵が先か」みたいな行商人もいます。

水の配達車です。
オフィスや学生寮など、
中国の都市部でも水のデリバリーは根付いており、
連絡をすればこうして新しいボトルを運んできてくれます。

13億の胃袋が飲み込む食料は、大変な量になります。
こうしたお菓子や食べ物の移動商店は、
ここそこで目にします。

移動式の「桃屋さん」です。
お客さんが来るまでに北京麦酒がいい具合にまわり、
眠くなってしまったようですね。

こちらは果物屋さんです。
バス停の前で排気ガスを意に介さず商売しています。

炭火焼キットを台車に載せて移動し、
ウインナーなどの肉串料理を扱っています。

なんと台車に水槽をそのまま載せて、
移動式「魚屋」をひらいています。
彼らの逞しい想像力には脱帽させられます。
「これ、載せてみたらどうだろう」
そんな感じで始まるのでしょうね。

清華大学内の掃除自転車部隊です。
落ちているゴミをマジック・ハンドのようなもので
ひょいと拾い、後ろの青いタンクにぽいぽい放り込みます。

資源ゴミはある程度集めると、
その量に応じてお金に換金できるそうです。
ゴミを売って生計を立てている人たちを
北京ではたくさん目にします。

ゴミの量り売り商売で人気があるアイテムは、
「ダンボール」「ペットボトル」「空き缶」
などの資源ごみです。

こうしたゴミを売る人々はかなり逞しいです。
例えば、ペット・ボトル飲料で
飲み終わりそうなモノを持っている人を見れば、
「それちょうだい!」と平気で話しかけてきます。
彼らにとっては、ある種のゴミは宝の山なんですね。


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