第31回
北京大学−国際文化祭
小泉首相が突然の靖国参拝を敢行した週末、
北京大学にて、各国の文化などを紹介する
国際文化祭が開催されました。
この国際文化祭は、
当初2005年4月に開催を予定されていましたが、
北京・上海の反日デモの影響で中止・延期され、
半年後に開催する運びとなったものです。
そして、その準備のさなか、
小泉首相が靖国参拝を行い、
関係者を「マジかよ!」と驚かせました。
マジです。
反日感情が一気に再熱し、
再度の中止・延期の懸念もありましたが、
蓋を開けてみると、
とても良い雰囲気の文化祭となりました。
ここでは、反日を叫ぶクレイジーな人は皆無でした。
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各国ブース
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80カ国以上の国からの留学生が学ぶ北京大学らしく、
当日は多国籍の文化・特色を紹介するブースが並び、
会場を訪れた人の顔には、自然と笑顔がこぼれます。
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日本ブース
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日本ブースには提灯がかけられ、
浴衣を着た日本人留学生が花を添えていました。
日本語でサインをせがまれることも多いようです。
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お茶の実演
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日本の関係諸機関からのサポートにより、
浴衣やお茶セットなど、日本文化を伝える小道具で
他国を圧倒していました。
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浴衣の女子大生と
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中国人・留学生を問わず、
浴衣姿の日本女性は大人気で、
皆から一緒に写真撮影を頼まれていました。
写真右の男性(著者)も非常に嬉しそうですね。
(「笑顔がやらしい」と言われました)
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北朝鮮ブース
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広場をはさんだ日本ブースの向かいに、
「北朝鮮」のブースがありました。
北京大学には、北朝鮮からの留学生も来ています。
ブースには「将軍様」のお写真が並び、
北朝鮮各地をご視察なさる雄姿が印象的です。
(何を伝えたいのか、さっぱり分かりませんが)
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笑顔で記念撮影
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北朝鮮の人々と、記念撮影をしてきました。
彼らの胸には、北朝鮮のバッジがしっかりつけられています。
また、ブースを訪れた人を撮影する彼らのビデオ・カメラには、
「SONY」の文字がみてとれました。
どうやら、あちらでも人気です。
こうして快晴の空の下、
各国のお国柄が伝わる国際文化祭は、
大盛況のうちに幕を閉じました。
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