中国って、本当のところどうなの?

第37回
北京のプチ銀座−王府井

1999年の国慶節(建国記念日)ごろを目処に
大規模な再開発が行われ、
すっかり北京で一番の商業エリアとなった
王府井(Wangfujing)を覗いてみましょう。

王府井

北京には、市の中心にある故宮・天安門を挟んで
東に王府井、西に西単というショッピング街があります。
どちらかというと、王府井の方が広く大きいです。

地下鉄1号線の王府井駅は、
香港系資本の総合ビル東方広場
直結しています。
東方広場は、各種ブランドやショップなどの商業エリア、
オフィス・ビル、高級賃貸住宅、
そして高級ホテルから構成されています。

ここに入るホテルはGrand Hyattで、
北京の最高級ホテルの一つです。

東方広場には世界のブランド店が軒を連ね、
価格も外国人向けのものが多いです。
日本と比べても、「やや高い」と感じるほどの値段で、
デザインが良く高品質なものなどが売られています。

とはいえ、
日本から来た人にはやや物足りない品揃えです。
高品質でデザインもいいものが、
日本には溢れています。
中国にはまだそうしたものが少ないので、
高めの値段設定でも買う人は買うのです。

王府井書店

東方広場を少し北上すると、
そこには王府井書店があります。
5階建ての大きな本屋には、
いつもお客さんが沢山押しかけています。
北京に複数ある大型書店の中の一つです。

歩行者天国

さらに、歩行者天国になっている王府井を北へと進むと、
幾つかの大型デパートが点在しています。

好友世界商場
北京市百貨大楼
東安市場と新東安市場

東安市場と新東安市場は、
中で一つに繋がっている大規模なデパートです。

外文書店

新東安市場の向かいに、
外国の書籍などを扱う外文書店があります。
ここには日本語の書籍を扱うコーナーもあり、
諸外国の書籍を多く目にすることができる貴重な存在です。

王府井の井戸の跡

王府井とは、井戸があったことから名づけられた地名です。
本物の井戸は残っていませんが、
その跡に記念碑が造られています。


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