中国って、本当のところどうなの?

第40回
北京・上海・東京の気候を比べてみると

留学地の選定要素の一つに、
その地域の気候が自分にあっているかどうかも
考えておいた方がいいでしょう。

留学生が多い北京・上海・東京を比べてみても、
その気候にはかなりの違いがあります。
大雑把に言って、上海・東京は、
北京と比べると気候が似ています。
しかし、北京はこの2都市と比べると、
秋冬がずっと寒くなるのです。

まず、月次の平均最高気温を見てみましょう。

平均最高気温表(月間)

上海と東京では大きな違いは無いものの、
北京のそれとでは冬場に違いが見て取れます。
そう、北京の冬は寒いのです。

11月頃から、日中の最高気温も落ち始め、
2月頃まではかなり寒いのが分かりますね。

さて、続いて最低気温をみてみると、
北京の寒さが特出しているのが分かります。
11月から3月までの5ヶ月間、
北京の平均最低気温は零下なのです。

平均最低気温表(月間)

「どうしても寒いのが苦手」という人には
北京は留学の地として非常に厳しいものがあるでしょう。
暖かい時期は辺り構わず「いちゃいちゃ」
しているカップルたちも、
冬場はいそいそと部屋に帰ります。

最後に、年間の平均気温をみてみましょう。

年間平均気温表(月間)

東京と上海の気温が
似たような推移をしているのを横目に、
北京は夏暑く、冬には寒いのが分かります。

しかし、冬場に寒い北京といえども、
実は、夏場にはしっかり気温が上がります。
6月、7月は暑さのピークなのですが、
気温だけみると、東京・上海よりも暑くなり、
40度ぐらいに達する日もあるほどです。

とはいえ、北京は湿度が低く、
からっとしていますので、
日本のじめじめとした暑さとは対照的に、
日陰や屋内では、比較的過ごしやすいです。

ベラルーシから北京に来た友人に言わせると、
「北京の冬は余り寒くないから嬉しい」とのことです。
かの地ではマイナス20−30度になることもあるそうですから、
「暑い・寒い」は比較の問題なのかもしれませんね。


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