中国って、本当のところどうなの?

第54回
798−Toilet Art

798ツアーの最後に、
昔と今のトイレ比較でもしてみましょうか?

798でも、中国の伝統的なトイレである
ニーハオ・トイレが利用されていました。

こちらは工場の男子トイレです。

そして、こちらが女子トイレです。

一応、男女のトイレは別々ですが、
それぞれのトイレの中には、個室というものがなく、
簡単な敷居がある程度です。

トイレを見れば、
その国の人々が排泄という行為に対して、
どのような価値観を持っていたのかが垣間見れます。

こうした「ニーハオ・トイレ」を
普通に使う中国人にとっては、
「みんながしていることだから、隠すことも無い」
というものなのでしょうか。

街のニーハオ・トイレでは、
友人同士で用を足しながら語らう光景も目にします。

時代が変わって、
798 SPACEのトイレは様変わりしています。
まず、入口の「男」「女」の表記からして、
アートしているのです。

こちらは「女性」用のトイレの標識。
「女性」を現すアイコンは、
「コンセントの差込口」ですね。
何かパワーを得られそうです。

そしてこちらが「男性」用のトイレ標識。
「コンセントのプラグ」が男を現しています。
こちらは「差し込む方」ということですね。

男性・女性のそれぞれのアイコン表示を見比べると、
意味が良く分かります。

ちょっとエッチな気もしますが、
アートの一面には「エロス」という
根源的な要素が不可欠なのでしょう。

私はこのトイレの入口を見ただけで、
「こういう表現があったか!」と嬉しくなり、
クラクラしてしまいました。

アイコン表示の製作者と、
それを見た私との間で
何かが通じ、響いたのです。

トイレの中も「アートな感じ」はありますが、
それをお見せしては身も蓋も無いので、
ここを実際に訪れて感じてみてください。


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