中国って、本当のところどうなの?

第67回
地下300メートルへの旅

昨今、日本人は年間1700万人もの人々が
海外旅行を経験するといいます。

飛行機で旅をすれば、
上空1万メートルぐらいまで高度を上げますので、
空の景色を堪能したことのある人は多いでしょう。
では、我々の足元の地面の中はどうでしょうか?

山西省大同市の雲崗石窟のすぐ近くに、
「地下300メートルにある炭鉱」を
見学できる場所があります。
「晋華宮鉱」がそれです。
住所:〒037016 大同市雲崗旅遊専線傍
電話:7086666

ここでは、1.4億年前の
ジュラ紀の石炭を採掘していた現場を訪れ、
その様子を伺うことができる見学ツアーを開催しています。

個人でツアーを開催してもらうことは難しいので、
団体に混じって行くといいでしょう。
ここへのアクセスにも大同市内中心部からですと
少しお金がかかりますので、やはりツアーがお得です。

晋華宮鉱についてまず目にするのが、
いまなお稼動する石炭採掘工場です。

都市部に暮らす人々は、
普段の生活の中でこうした炭鉱の光景を
目にすることはまず無いので、
みなワクワクしています。

地下の石炭採掘現場に行く前に、
現場着を服の上から羽織ります。
ヘルメット・軍手の他に、
ヘッドライト・非常用の酸素ボンベを腰に巻きつけます。

坑内に入る前に、
まずは安全に関する説明を受けます。
ここでは「安全第一」です。

見学できるのは、少し前まで稼動していた炭鉱です。
現在は休眠状態なので
大きな事故が起きる心配は殆どありません。

このメカニカルなデザインのエレベーターで、
地下300メートルまで降下します。

ここは、江沢民も訪れたことのある場所だそうです。
エレベーターの前には、誇らしげにその当時の写真と
江沢民のサインが掲げられていました。
これも「建前」かもしれませんけれどね。

では、明日は坑内を見て行きましょう。
不思議な世界です。


←前回記事へ 2005年12月1日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ