中国って、本当のところどうなの?

第73回
北京でスキー、スノー・ボード

北京は冬場の寒さは厳しいものの、
降雨量が少なく、雪も少ない土地です。
しかし、そんな気候の北京でも、
スキーやスノー・ボードができる場所はあります。

北京市中心部から北東に70キロほど行ったところに、
「南山滑雪(www.nanshanski.com)」は位置します。
中国北部で最大規模のスキー・リゾートです。

北京市中心部から南山滑雪までタクシーで行くと、
片道250元程度の距離です。

ここには初級から上級まで、
2005年の時点で12のルートがあります。
また、近隣にはログ・キャビンなどの
宿泊施設も備えています。

価格表

スキーを教える教官は70名以上も在籍し、
有料ではありますが、
初心者でも安心して習う事ができます。

教官の殆どは、北方の地域から来ている若い人たちで、
女性教官には綺麗な人もちらほら見かけました。

教官たちは、お客が着替えてスキー場に出るまで、
優しくエスコートしてくれます。
そこから手ほどきを受けるのは、有料になるそうです。

今回、清華大学芸術学部の学生グループに混ざり、
大学キャンパスからの往復バス・入場料、
そして6時間のリフト使用料が全て込みで220元と破格でした。
個人で行くより、はるかにお得ですね。

さて、集合時間の7時半を豪快に50分ほど遅刻し、
数名の韓国人留学生が合流したところで
一行を乗せたバスはノロノロと走り出しました。

学生グループがチャーターしたバスは、
時速100キロまで速度を出してよい高速道路を
70キロほどで走ります。
おそらく、時速100キロは出せなかったのでしょう・・・。

また、日雇い労働者的なバスの運転手は、
何度かバスを降り、路肩の人々に道を聞いてさえいました。
こうした「大らかさ」を中国ではよく目にします。

南山滑雪には、殆ど自然の雪は積もっておらず、
12台もあるこうした「人工雪の製造機」で
雪を作り続けています。

2005年は、稀にみる暖冬とのことです。
北京市中心部では、12月2日になって、
ようやく初雪がパラパラと降るような状況です。

雪が足りない時期には、
どうしても利用できるルートは限られてしまいます。

明日に続きます。


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