中国って、本当のところどうなの?

第101回
タイツのすすめ

日本の皆さん、お元気ですか?
初詣には行きましたか?

1月に入ると、日本の関東圏でも
随分と冷えてきますよね。
しかし、北京と比べれば、
まだまだ「暖かい」でしょう。

12月から2月頃まで、
北京の平均最低気温はマイナス10度前後になります。
最高気温でさえ零下ですから、
日本の関東から来た人には、かなり応えます。

先日、寒さに凍える私を案じて、
中国人の友人がプレゼントをくれました。

「いつも寒そうにしてるけど、
 これを履くと暖かいよ。」

ちょっと嫌な予感がしましたが、的中しました。

あいやー、タイツです。

寒さの厳しい中国北方地方の冬場には、
ほとんど皆、例外なくこうしたタイツを履いています。

しかし、自分はこれを履くことを
まだ頑なに拒んでいるのです。
だって、「おっさん臭い」じゃないですか?

「これを履いたら、もう戻れなくなる」
などという馬鹿な偏見を持っている私は、
ズボンの下にこうしたタイツを履くことを
心のどこかで強く「格好悪い」と感じているのです。

そもそも、人々の
「格好がいい」とか「格好悪い」とかいう基準は、
かなり曖昧です。

私がこうしたタイツを「格好悪い」と認識するのは、
タイツを履いていて「格好がいい」と思える人々を
見てこなかったからだろうと思います。

さらに、このデザインがまたなんとも言えません。

寒い北京でタイツを履かずに凍えているのは、
それ自体が「格好悪い」ことですし、
体に悪いのだとは認識しています。

清華大学の美術学院に留学する友人は、
タイツを履くのは嫌なので、
日本から持ってきた「比較的許せるジャージ」を
ズボンの下に履いています。

本人は、「いけてる」と言い張っていますが、
私は全くそう思いません・・・。

寒さの厳しい地方で、
「格好のいい肌着」が売られていれば、
デザインにうるさい人々には売れると思います。

機能性とデザイン性に優れた肌着、
どなたか作ってくれませんかね?
あるいは、こちらで共同開発させていただきたいです。

タイツなどの肌着を
身につけないと生活できない寒い地方では、
若い人々を中心に、かなりの需要があるはずですから。

ひとまず、中国人の友人から貰ったタイツは、
寒さに凍え悶々としながら、大切に保管しています。


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2006年1月4日(水)

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