中国って、本当のところどうなの?

第108回
日本と諸外国の関係性

昨日からの続きです

ここまで、日本人が各国へ抱く親近感をみてきました。
次に、日本と諸外国の「関係性」をどう捉えているかを
みていきましょう。

- 「関係が良好」だと考える人の比率(国別) -

国に対する親近感同様に、
アメリカと日本との「国」としての関係に対しては、
8割以上の日本国民が良好だと考えています。

ここで面白いのが、
「ロシアと日本」の関係に関する数値です。

ロシアに対して「親しみを感じる」という日本人は
20%にも満たない状況ですが、
国と国との関係となると、
3割程度の人々が「良好」だと捉えています。

そして、国に対する親近感と同様に、
「日本と中国」の関係を「良好」だと考える人の比率は
大きく低下し、今ではロシアとの関係性よりも
良好であると捉える人が少なくなっています。

では、国同士の関係が「良好でない」と考える人の比率に
目を向けてみましょう。

- 「関係が良好でない」と考える人の比率(国別) -

やはり、「日本と中国」の関係に関して、
日本国民の多くが「良好でない」と捉えています。

2004年、「関係が良好でない」とする人の比率が
ついにロシアを抜いてしまいました。
2005年には7割以上の日本人が、
「日本と中国」の関係を「悪い」と捉えているのです。

「親しみを感じる」かどうかでは、
ロシアに対して親しみを感じる人は16%、
中国に対して親しみを感じる人が32%となっています。

中国に親近感を持つ人は、
ロシアと比べて倍の規模であるにも関わらず、
二国間の関係については
「悪化している」と捉えている人が多いのです。

さて、人々が諸外国に対する考えを構築するのは、
いったい何が契機になっているのでしょうか?

それはもちろん、人々が見聞きする
諸外国に関する情報・風評によってでしょう。

では、どのようなメディアを通し、
人々は諸外国に対する親近感・考え方などに
影響を受けているのでしょうか?

明日は、人々の諸外国への
考え方に影響を与えているであろう
メディアへの接触状況をみていきます。


←前回記事へ

2006年1月11日(水)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ