中国って、本当のところどうなの?

第124回
首都博物館(新館)の構造は?

昨日からの続きです

首都博物館(新館)に足を運んでみると、
まずその箱(建物)の造りに目を奪われることでしょう。

長方形の箱に、
青銅の筒が斜めに突き出す格好になっています。
箱の側面はガラス張りで、
外からは館内の様子を垣間見ることができ、
同時に、館内に日光や外の景色を
取り込むことに成功しています。

青銅の筒を模したような展示館では、
古代の貴重な作品を展示しています。

この斜めに突き出た筒状の館、
フランク・ロイド・ライトの設計で有名な
NYのグッゲンハイム・ミュージアムを想起させますよね?

実際、この筒状の館の内部は、
NYのグッゲンハイムと同様に
それぞれの展示フロアを螺旋の廊下がつないでおり、
最上階(5階)から1階まで時代を追いながら
ぐるぐると降りてくることができるようになっています。

ライトへのオマージュでしょうかね。

筒状の館の反対側に目をやると、
北京の近現代の展示物を収容する
木目の展示館があります。

近現代の展示館の横には、
気持ちの良い吹き抜けのホールの中に
長いエスカレーターがかかります。

この吹き抜け、地上5階から地下2階まで連なっており、
とても開放的です。

パリのポンピドゥー・センターのエスカレーターのように、
いくつかの段々になってはいますが、
建物の内側にあるため、外を覆うチューブはありません。

地下には展示ブース以外に
ミュージアム・ショップや本屋などがあります。

ショップが軒を連ねる前には、
竹を模した小さな地下庭園が造られています。
残念なことに、この竹は人工のものですけどね。

明日からは、館内の展示物を観ていきましょう。


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2006年1月27日(金)

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