中国って、本当のところどうなの?

第126回
首都博物館(新館):陶磁器のできるまで

首都博物館(新館)のモノの見せ方の特徴として、
芸術に素養の無い素人にも
展示物の世界が理解できるよう、
文字や視聴覚機器などを駆使して
解説がなされていることが挙げられます。

「ふんっ、見せてやってるんだもんね」
という高飛車な態度の博物館ではなく、
来館した人々の知的好奇心をいかに導き出すか、
そうしたポジティブな姿勢が館内には見え隠れします。

陶磁器の展示のあるコーナーには、
今回紹介するような
「陶磁器の製作プロセス」の模型まで作られており、
理解しやすく、目にも楽しい内容です。

では、順を追って「陶磁器のできるまで」を見ていきましょう。

まず、原材料となる土をこねます。
邪魔になる石などはこの段階で取り除かれます。

さらに、原材料の土は滑らかになるまで練りこまれます。

次に、それぞれの陶磁器の形状に形を整えていきます。

丸い陶磁器の場合の「藍色」の彩色です。

その他の形状の陶磁器の彩色です。

上薬をかける工程です。
ここでは上薬を吹きかけている様子が見て取れますね。

形状の直しと、台座部分の形成です。

陶磁器が窯にくべられていきます。

出来上がった陶磁器を窯から取り出したところです。

火の永続を祈って、お供えをしています。

このように、
首都博物館(新館)では、
子供でも展示物の背景が理解できるよう
様々な方法で説明がなされているのです。


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2006年1月29日(日)

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