中国って、本当のところどうなの?

第128回
首都博物館(新館):北京旧市街の面影

首都博物館(新館)の近現代館側の最上階に
北京旧市街の成立ちを伝えるコーナーがあります。

服装・家屋などの日常の生活を切り抜いた展示から、
結婚などの伝統的な儀式形態を紹介したものまであり
ここを訪れた外国人ばかりでなく、
現代中国人でさえも郷愁にかられるようです。

富裕層が暮らしていたとされる四合院の入り口です。
四合院とは、四方を壁で囲まれた建築スタイルで
家屋の中心にプライベートな中庭を配置した様式です。

昔ながらの街並みが残る胡同エリアに行ってみると、
まだこうした四合院は点在していますが、
その多くがレストランや政府関係の施設など
別の用途に転用されているモノが多くなりました。

四合院を模した建物に一歩足を踏み入れると、
そこでは古き良き中国の伝統的な文化が紹介されています。

この赤いかご、結婚式で新郎・新婦が
移動するためのものです。

館内には、昔の玩具なども展示されており、
実際に展示物を使って
遊びを体験することもできます。

ここでは大人から子供まで、
小さなテーブルと椅子に腰掛け
昔の遊び道具を手にしています。

コマで遊ぶ子供とそれを写真に写すお母さんです。
デジカメを持っていることからも分かるように、
ある程度の富裕層なのでしょう。

こちらはその上のお姉さんで、
両手で操る糸車で遊ぼうとしているようですね。
慣れない遊びなので、
なかなかうまくいかないようですが。

館内にはこうして
昔の街角の風景を模した銅像も幾つか配置され、
セピア色の記憶の中を
追体験できるようになっています。


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2006年1月31日(火)

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