中国って、本当のところどうなの?

第135回
<留学準備>友人になると協力的な中国人

昨日からの続きです。

北京の大学に興味を持っているという
私からのメッセージに、
数名の中国人が反応してくれました。

何度かのメッセージやメールのやり取りを経て、
最も興味のある清華大学の学生寮に関し、
いくつか不明な点があり困っていることを伝えました。

それまでに何度かメールを
留学生事務室に送ってはいましたが、
中国式返答の「音沙汰無し」の状況でした。

すると、「そんなことなら自分が聞いてあげる」と
北京語言大学の一人の学生が
たいへんに前向きな対応をしてくれたのです。

蓋を開けてみると、こうした事務的な手続きは、
中国人の友人であっても非常に面倒なものでした。
なにしろ、様々な部署が留学生寮の管理に関係しており、
回答する人やタイミングによって、
答えが違うことがあるのです。

結局、電話だけでは埒が明かず、
北京語言大学の友人は
留学生事務室と留学生寮の管理センターまで
直接足を運び、子細に内容を確認してくれたのでした。

土地勘のない外国人にとって、
留学先の居住区の情報が流動的なのは、
非常に心細く不安なものです。

しかし、現地のネイティブの友人が
複雑に絡まった情報を少しずつ解きほぐしてくれ、
北京に渡るまでには入寮プロセスや必要書類・経費が
日本にいながらにして全て把握できていました。

また、北京に到着した後にも、
「清華大学はキャンパスが広くて
中国人でも迷うぐらいだから、寮まで案内してあげる」
と申し出てくれ、
貴重な週末の時間を割いてくれたのでした。

反日的な情報が溢れる中国ですが、
対個人のレベルであれば、
ひとたび友人になった日本人には
かなり面倒見の良い中国人も多いのです。

運よくそうした人たちと知り合うことができると、
こうして細かい所まで献身的に助けてくれるのですね。


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2006年2月7日(火)

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