中国って、本当のところどうなの?

第136回
<留学準備>渡航前の健康診断が意外に厄介

昨日からの続きです。

さて、実際に留学をしたい
大学・学校が絞り込めた段階で
本格的な申し込みとなります。

入学申請書の入手は大学・学校の
ホーム・ページ(HP)上からもできるところが多いので、
実際に各大学のHPをチェックしてみてください。
入学時期の4−5ヶ月前にチェックができているといいでしょう。

大まかに、どこの学校でも必要な
留学手続きプロセスは以下の通りです。

(1) 入学申請書の入手:入学の4−5ヶ月前
(2) 申請書送付・申込金の支払い:3ヶ月前
(3) 入学通知書到着:各大学の申し込み〆切から2週間程度後
(4) 健康診断の受診:留学ビザ申請前(半年以上の留学の場合)
(5) Xビザ(留学ビザ)の申請:渡航前まで

また、「住民票の国外転出」「国民年金」
「予防接種」「海外旅行保険」など
個々人で必要な手続きも
渡航前に済ませておく必要があります。

入学通知書

Admission Notice

JW202 Visa Application

一連のプロセスの中で最も面倒なのが
入学通知書の届いた後に受ける
「(4) 健康診断の受診」かもしれません。
少なくとも、私の場合はそうでした。

健康診断書 表面

健康診断書 裏面

半年以上の留学には
健康診断書の提出が必要ですが、
この健康診断、ご丁寧なことに「国公立の病院のみ」
という指定があるのです。

国公立の病院にいくつか電話をかけてみると分かりますが、
「中国留学に必要な健康診断」が受診できる病院は
とても少ないのです。

また、料金もなかなかに「良い値段設定」がされていて、
中には5万円以上と、中国留学を考えている人なら
腰を抜かすほど高いところもあります。
(ちょっと大袈裟ですか?)

粘り強く探してみると、
1万5千円ぐらいからありますので、
直接電話して確認してみましょう。

関東圏在住の方にしか役に立たない情報ですが、
2005年夏の時点では、
以下の病院で受診ができました。

もっと安く手軽に受診できる国公立病院をご存知の方、
ぜひメールでお知らせください。

東京医療センター:(3万5千円?)
浦安・市川市民病院:(1万5千円?)


追記:2006/2/14 ――――――――――――――――――


大阪在住の読者の方から、以下の情報をいただきました。

国立大阪病院では中国向けの健康診断が受診できないということで、
紹介された「大阪市立総合医療センター」にいらしたとのことです。

また、大阪市立総合医療センターにて、日本脳炎、破傷風、
A型肝炎の予防注射を勧められ、それぞれの接種を行ったそうです。

費用と必要期間は、以下の通りです。

1日目:健康診断と1回目の注射 (18,960 円)
1週間後:結果説明及び、診断書とX線フィルムの受領 (4,120 円)
1ヵ月後:2回目の予防注射 (8,950 円)

                       <合計:約3万2千円>

大阪市立総合医療センター

 


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2006年2月8日(水)

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