中国って、本当のところどうなの?

第146回
<キャンパス・ツアー>清華大学 東門付近

今回から数回にわたり、
中国トップ・スクールである清華大学のキャンパスを
擬似体験ツアーしてみましょう。

まず、清華大学を初めて訪れる日本人が抱く感想は、
「とにかく広い!」というものです。

土地面積は400万平方メートル、
建物の延べ床面積が210万平方メートル以上あり、
いまだにその規模は拡張されつつあります。
北京市にある58大学の中でも、最も広い大学です。

狭い敷地の大学に慣れている日本人からすると、
同程度の学費を払っているのであれば、
「広いキャンパスの学校に通いたい」と思うものですが、
清華大学のように「広過ぎる」というのも
また違った悩みをもたらします。
実は、学内の移動だけでもかなり大変なのです。

キャンパスは南北にやや縦長の形状をしています。
比較的に細めの東西を歩いて横断するにも、
大人の男性の足でさえ、
徒歩だと20分以上はかかるかもしれません。
(南北は「歩きたくない・・」でしょう)

学内には、14以上の学生食堂と一般向けレストラン、
ファスト・フード店、
ホテル、スーパー・マーケット、銀行、
付属小学校・中学校・高校、
本屋、自転車屋、電化製品屋、印刷屋、
郵便局、ボーリング場、ビリヤード場、
果物屋、理容室、教職員・家族宿舎、学生寮などがあり
一つの街としての機能が殆ど揃っています。

さらに、キャンパス内には川も流れ、
広い池まで複数あります。

メイン・ビルディング(主楼)に近い
東門(正門)近くのエリアには、
新しく大型の校舎や研究所が集まっています。

材料学部

法学部

建築学部

経営管理学院

芸術学部

主楼

清華大学では、
各学部・研究所の独立採算方式を採用しているようで、
人気のある学部やお金を集めることが上手な研究所は、
他の学部・研究所よりも新しく大きな建物を
建てることができるそうです。

東門近辺に新しく大きな建物を持っている学部・研究所は、
軒並み人気・集金力が共に高い学部が揃っていると
考えてもいいでしょう。


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2006年2月18日(土)

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