第147回
キャンパス・ツアー:清華大学 中心部
前回に引き続き、
清華大学のキャンパス内をみていきます。
前回も見てきたように、
東門(正門)付近のエリアは、
アメリカ西海岸の大学のような
雰囲気を醸し出しています。
しかし、同じ学内の中心部分では、
清の王朝の庭園であった頃の名残を
垣間見ることができます。
清華大学のキャンパス内には、
近代的な建物が立ち並ぶエリア(東門付近)と、
昔からの建物が残る場所が混在しているのです。
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二校門 |
この有名な二校門の周囲では、
東門(正門)と同様に
清華大学を訪れた記念にと
写真を撮る人々を多く目にします。
また、卒業のシーズンになると、
卒業衣装を身にまとった学生たちが
この門の近辺で記念撮影している様子も
よく見られます。
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日時計と記念講堂 |
ここは、
国の重要建築が並ぶ清華大学の中でも
最も中心部の場所です。
写真後方に見える講堂では、
学事の他に映画鑑賞や
コンサートなどにも利用されています。
しかし、お世辞にも座席は快適といえるものではなく、
空調も効いていないために
冬場はとても寒いです。
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四合院作りの建物 |
大学中心部にある
郵便局のすぐ近くに位置する古い建物です。
現在は「清華大学グッズ売り場」としても使われています。
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重要文化建築の清華園 |
学内でも、最も古い歴史を持つ建築物の一つです。
内部は一般の観覧は禁じられています。
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柳が周囲を覆う池 |
西門と西北門の間に位置する
清華大学の中でも最も大きな池です。
日本の大学では余り考えられない光景ですが、
清華大学や北京大学といった大きな大学ですと、
学外の人々の散歩やデート・コースとしても
使われていることがあります。
ここの池も学内の人々が寛げるだけでなく、
清華大学を訪れた学外の人々の
憩いの地にもなっているのです。
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