中国って、本当のところどうなの?

第150回
清華大学:オトナの郵便局(?)

清華大学の広い学内には、郵便局もあります。

実は、この郵便局、
日本の郵便局とは明らかに違う部分があるのです。

郵便の受付カウンターです。
これは日本でも見られる普通の光景ですね。
受付の職員が「郵便物を粗雑に扱う」ことを抜かせば、
日本とそう変わりありません。

一昔前の日本の郵便局員にも横柄な人はいましたが、
民営化が定着するにつれ、
次第に接客や各種サービスも改善されてきています。

中国でも郵便事業が民営化・市場開放されれば、
競合他社との競争も働き、
少しはサービスも向上するかもしれません。
しかし、今のところそうした兆しはないようです。

郵便の受付・引取りカウンターのすぐ前に、
各種DVDやCDなどが売られるコーナーがあります。

驚くべきは、
国立トップ・スクールの清華大学内の
これまた国営の郵便局においてさえ、
普通に海賊版DVD・CDが紛れて売られていることです。

しかし、私が眼を剥いたのはそれだけではありません。

一般の映画や教養DVDなどに混じって、
「国立大学内にある郵便局には、相応しくないのでは?」
と思うようなDVDも売られているのです。

なんと、こちらは50歳代の男性へ向けた
「性生活指南のDVD」です。
40代、30代向けのタイトルもあり、
しっかりと年代別セグメンテーションができているようですね。

などと感心している場合じゃないですよね!!!

だってこれ、アダルトDVDですよ!?
ここ、国立大学の国営郵便局ですよ!?
街のアダルト・ショップじゃないのです。
「清華大学内の郵便局」です。

このDVDの写真を撮っている私も
傍から見たらかなり危ない人だったかもしれませんが、
その私をさらに驚かすDVDがすぐ横にありました。

「動物性行為 - Sex of Animals」

このDVDには、
馬、チンパンジー、狼、ダチョウ、カバなど
各種動物の性行為が収録されているようです。
(しかもこれ、第2弾です。。。)

研究熱心な学生が集う清華大学では、
人間の行為を参照するだけでなく、
他の動物の営みまで研究対象としているようですね。

フロンティア精神旺盛な研究者たちの
今後の活躍に期待しましょう。


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2006年2月22日(水)

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