中国って、本当のところどうなの?

第152回
清華大学の学生食堂

清華大学は北京市にある58大学において、
キャンパスの広さだけではなく、
学生食堂(学食)の充実度でも群を抜いています。

いわゆる学食だけでも10以上が営業しており、
その他のレストランも合わせると
なんと20以上も食事をする場所があるのです。

また、味に関しても清華大学の学食は
北京の大学で一番美味しいと言われています。
学内に複数店舗の食事処が営業しているので、
自然と競争が働くのでしょう。

学食の利用には、こうした学食カードが必要です。
カードには予め幾らかのデポジットを入金しておき、
必要に応じてカードから料金が差し引かれていきます。

こちらは学生寮区の中にある学生食堂の建物です。
地下1階から3階まで、各種食堂が営業しています。

学食は基本的にカフェテリア形式で、
各自が好きなものをトレイに選び、
学食カードで会計を済ませるようになっています。
食後はトレイ・食器の返却カウンターまで
トレイや器を持って行かねばなりません。

学生寮区の中だけでも、
同じ規模の学食ビルが2棟あり、
他にもキャンパス内に学食のビルが点在しています。

新学年になると、こうした大型の学食前では
新入生に対するサークル勧誘なども行われています。

食事の時間になると、
学食の中はとても賑わいます。

逆に、食事以外の時間帯は
夕凪のように静まり返っています。

学内にある少し値段設定の高めのレストランです。

学食の安くてボリューム重視の食事だけでなく、
素材・味、接客などが学外のレストランに引けを取らない
レベルのレストランも営業しています。

学外からお客が来た時にも、
「そう恥ずかしくない」程度のレベルの食事が
学内レストランでも取れるようになっています。

学食と上級クラスのレストランの間のレンジに対応する
「プチ高級カフェ」のような食事処も営業しています。

ここでは、
テーブルまで注文を取りに来てくれ、
学食の食事より「やや美味しい」食事が頂け、
配膳までしてくれますが、
会計は学食カードで済ませることができます。

このように、
清華大学内では高級・中級・廉価といった具合に
多様なレストラン・学食が営業しており、
清華大学内で暮らす学生・教職員の胃袋を満たしています。


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2006年2月24日(金)

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