中国って、本当のところどうなの?

第169回
つづりさえ違うニセモノは別物?

中国市場に溢れるニセモノの中には、
本物と区別が付かないほどクオリティが高いものがある一方で、
「どこからどうみてもニセモノ」というものまであります。

本家のブランドを築いた人々にとって、
ニセモノの中でも最もたちが悪いのは、
「本物と変わらぬほどの品質の良いニセモノ」でしょう。

ほぼ完全なニセモノの例としては、
コンピュータのアプリケーションなどが挙げられます。

マイクロソフト社のウィンドウズなど、
デジタル情報はそっくりそのままコピーできますので、
まったく同じ機能を持ったコピー商品(ニセモノ)を
安価で売りさばかれてしまうのです。

こうしたコピー・海賊版の被害は、市場に出回っている
デジタル系アプリケーション・コンテンツ
の9割以上がコピーといわれるほど
甚大なものですが、中国当局の対応は依然としてずさんです。

星の数ほどある政府関係組織の中でも、
海賊版アプリケーションが
普通に利用されているのではないでしょうか。

さて、中国で生活をしていると、
ほぼ完全なコピーであるデジタル商品とは別に、
「頑張って本物っぽくしようとしたけど、失敗したニセモノ」
も多く目にします。

こちらは、CHANELのニセモノで
「SHANEL」の髪留めです。

ロゴマークはほぼ同一ですが、
肝心の綴りを間違えてしまっているので、
おかしなことになっています。

本来「C」であるべき綴りが、
間違えて「S」となっています。。。
かなり恥ずかしい間違いですね。


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2006年3月13日(月)

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