中国って、本当のところどうなの?

第171回
北京のアメ横、天意市場

都市開発の最先端を行く国貿、
北京の銀座ともいえる王府井、若者が多く集まる西単、
北京市のこうした目抜き通りにあるデパートでは、
先進国と比べても「そう安くない」或いは「かなり高い」
商店やブランド店が軒を連ねます。

中級・高級デパートの商品価格は、
一般の中国人からすると、目玉が飛び出るほど高く、
まだまだ気軽に「お買い物」ができる価格帯ではありません。

では、北京の一般庶民・学生は、
服や生活備品などを
どういったところで購入しているのでしょうか?

その答えの一つが、
北京市の各地に拠点を持つ天意市場です。

天意市場とは、
卸問屋やそれに近い人たちが集まって店を構え、
各種商品を比較的安く買える場所です。

各フロア・エリアには、同一の商品を扱うお店が並び、
業者間の競争が働くため、損益ギリギリのラインまで
価格交渉をすることができるようになっています。

ここでは、お店と価格交渉をせずに買う方が
「間違っている」とさえ言えるでしょう。

服飾だけでなく、子供の玩具やスポーツ用品、靴、水着、
文房具などなど、様々なモノを扱うお店があります。

それぞれのお店は小ぶりですが、
同一商品群を扱うお店が多数出店していますので、
商品のバラエティはかなりのものです。

しかし、デザインが先端のものかというと、
どうしても高級ブランドのデザインには負けてしまいます。
ここには、そこそこの品質のモノを
いかに安く買うかを目的として行くと良いでしょう。

女性の下着コーナーです。

男性にとっては「聖域」であるこのエリア、
女性と一緒でも、なんだかどきどきするものです。


スポーツ用品、
各種パーティー・ゲーム用品などを扱うお店もあります。
他の一般的な服飾のお店と比べると、
お客も少なく、お店の人たちも暇そうにしています。

中国結や伝統的な装飾を扱うお店です。

こうした様々な商品が
街の大抵の商店よりも安く買えるのが
天意市場の魅力です。

街中で「あ、これ欲しい」と思っていたものが、
天意市場に行くとずっと安く手に入ることもあります。


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2006年3月15日(水)

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