中国って、本当のところどうなの?

第185回
素敵な中国人:Candy Jane

今回も先週の土日に引き続き、
素敵な中国人の友人をご紹介します。
「HiQに限って」の写真の掲載許可であることを
なにとぞご了解ください。

<素敵な中国人:Candy Jane 前編>

「高倉健を捨てた女」

なにやら意味深な表現ですが、
Candyは日本の大俳優・高倉健さんを捨てた女性なのです。
とはいっても、健さんと恋仲になって
捨てた女性というわけではなく、映画の中での話です。

2005年、日中の絆を深めるような映画を
中国を代表する映画監督の一人である
チャン・イーモウ監督が撮ってくれました。

「単騎、千里を走る」(※1

日本でも2006年初頭に劇場公開され、
ご覧になった読者も多いかと思います。
Candyはこの「単騎、千里を走る」の中で、
高倉健さんの通訳として出演しているのです。

途中、「予定と違うのでこれ以上は同行できません」
ということで、高倉健さんを別の通訳に預けてしまいます。
もう一人の男性通訳ですが、余り日本語ができない通訳のため、
何か問題があると健さんは電話でCandyに助けを求めます。

「蒋さん、ちょっと訳してもらえませんか?」

Candyは劇中、実名で出演しています。
その他のキャストも、殆ど実名だそうです。

大学では日本語学科で学び、
北京電影学院の大学院において、
日本映画を研究していた知日派のCandy。

知人から「映画の中での日本語通訳の役柄の
オーディションを受けて欲しい」
と言われたのが映画出演のきっかけだったそうです。

今回の役を貰うまでに、
何度もカメラ・テストやインタビューがあったので、
とても面倒であったそうです。

最後の最後に、実はチャン・イーモウ監督作品の
オーディションなのだと知らされ、とても驚いたといいます。
後から聞いた話によると、
なんと2万人もの女性の中から選ばれたのだそうです。

Candyと実際に会って話をしてみると、
映画の中での通訳の彼女よりも
ずっと日本語が流暢であると感じます。

「あれは台詞だから、少し不自然なのは当たり前ですよォ」

Candyが勤めている北京電影学院の事務室に遊びに行くと、
いつも素敵な笑顔で迎えてくれます。

明日もCandyの魅力をお伝えします。

※1 http://www.tanki-senri.com/


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2006年5月20日(土)

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