中国って、本当のところどうなの?

第195回
2010年の中国をイメージ!

過去5年間の経済成長をみてみると、
殆ど成長の無かった日本と、急激な伸びにより
5年ひと昔という感のある中国とのコントラストが
はっきりと浮かび上がってしまいました。

さて、中国政府が掲げる2010年における
国の成長の目標値をみてみると、
5年後にはさらなる大国になっていることが
容易に想像できます。

また、ここのところ
中国政府が掲げる経済成長の目標値は、
ある程度実現可能性が高い数値を
設定してきているように思えます。

昨年のGDPの成長率一つ見ても、
実際には9.9%の成長を果たしたということですが、
予想は実績よりも低めに設定されていました。

中国の経済指標の目標値において、
予想と実績の差(予実差)をみてみると、
どうも予想を上回る実績を出す傾向があるようです。

どこの国に留学をするにしても、
留学先の国が成長していくのか衰退していくのかは
留学後の生産性に大きく影響します。

さて、中国への留学生にとって、
中国の今後の成長をしっかりとイメージしておくことは、
非常に大切なことです。
様々なデータを渉猟し、それを実体験で
裏付けしていくことが必要ですね。

ではまず、2010年のGDPの目標値ですが、
2005年と比べると年平均で7.5%の成長を見込んでいます。

中国政府は
2005年の18.2兆元から、2010年には26.1兆元を
GDPの最低目標値として設定しているようです。
たった5年間で最低でも43%もの
成長を見込んでいるのです。

さらに、こうした政府の成長目標値は
控えめに成長性を評価しているという見方もありますから、
年平均で8%程度の成長性を維持しても
おかしくないという見方もあります。

2005年の中国は、名目GDPで
アメリカ、日本、ドイツ、イギリス
そしてフランスに次ぐ6位でした。

2010年には、
急進する中国がこのランキングをさらに塗り替えていくことが
予想されています。


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2006年5月30日(火)

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