第200回
中国と世界の架け橋へ:Sophia Frykmer
昨日からスウェーデン人留学生の友人の
ソフィアを紹介しています。
「HiQに限って」の写真掲載であること、
なにとぞご了承ください。
<中国と世界の架け橋へ:Sophia Frykmer>
国際化が進む北京ですが、
いまだにソフィアの外見は街中で目立ってしまいます。
国外に気軽に行くことのできない中国人にとって、
非常に分かりやすい「外人」であるソフィアは、
格好の興味の対象になってしまいます。
多くの中国人は
感情を面白いほどストレートに表にしますので、
思い切り「外人」であるソフィアに対しては、
無遠慮なまでに好奇の目を向けるのです。
「酷い時には、携帯のカメラで隠し撮りされたりするのよ」
とソフィアは嘆きます。
実際、ソフィアと一緒に行動を共にすると、
中国人の容赦の無い視線が
彼女に浴びせられているのを感じます。
「ソフィアは北京では熊猫(パンダ)だね」
「どういう意味?」
「みんな興味津々に君を見てるよ。
写真を撮る人までいるんでしょ?」
「あー、そういうことか。そうねぇ、私、熊猫かも(笑)」
日本人や韓国人など、
中国において同じアジア人の見てくれである我々は、
街に容易に溶け込むことができます。
しかし、外見が「いかにも外人」な人々は、
中国においては容赦の無い
好奇の目にさらされてしまうのです。
普通に生活をしているだけで、
パンダの着グルミでも着て歩いているような
好奇の視線を浴びてしまうソフィアですが、
それでも中国への愛着は薄れないといいます。
「中国って、本当に面白いよね。
もう合計で3年も生活しているけど、
いまだに訳が分からないことに頻繁に出くわすもの。
北京でこれからも仕事をしたりしながら、
もっと中国語を巧く話せるようになりたいな。
中国とスウェーデンを繋いだり
中国と世界との架け橋になる仕事をしたいの」
人口900万人という、
中国からしてみれば吹けば飛ぶような規模の
スウェーデンから来たソフィア。
しかし、ソフィアが胸に秘める想いは、
中国よりもさらに大きく
世界を視野に入れています。
彼女の中国での挑戦は、これからが本番です。
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