中国って、本当のところどうなの?

第199回
素敵な留学生:Sophia Frykmer

今日と明日は、
土日慣例の「北京で生活する人物紹介」です。

今回は映画・テレビ製作の専門大学である
北京電影学院にて中国語を学ぶ
スウェーデン人の友人を紹介します。

また、「HiQに限って」の写真の掲載許可であることを
なにとぞご了承ください。

<素敵な留学生:Sophia Frykmer 前編>

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

美しいブロンドに180センチ近い長身、
誰に対しても丁寧で優しいしゃべり方のできるソフィアは、
アジアで出会う欧米人の中でも異質な存在です。

誤解を恐れずに書くならば、
多くの欧米人がアジアの国々をどこかしら不可思議で
自分たちの国々よりも格下であるかのような思考を持つと
感じさせることがあります。

しかし、ソフィアは欧米人にありがちな
そうした「どこかアジア蔑視な雰囲気」を
見事なまでに感じさせません。

むしろ、世界のどこの国の人であろうとも、
その「個人の中身が大切なのだ」という雰囲気を
自然にかもし出すことが出来るので、
中国人に限らず、彼女の周りにはアジア人の友人が
慕ってやってきます。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一
左:ソフィア、右:LCQさん(第178, 179回)

ソフィアの中国への愛着は、
スウェーデンの大学でマス・コミュニケーションを
専攻していた頃にまで遡ります。

アンカー・ウーマンなどを
キャリアの一つに考えていた彼女ですが、
10年ほど前に初めて中国を訪れ、
その混沌とした躍動感にすっかり魅了されたといいます。

以来、今日まで通算で3年近くを中国で過ごすまでの
中国ファンになっていきました。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

一般的に、欧米人にとって中国語を学習することは、
リスニングとスピーキングに関しては
大きな問題とはならないようです。

しかし、ことライティングやリーディングとなると、
彼らにとって複雑怪奇な文字である「漢字」の習得には、
相当な根気と努力を要することは言わずもがなでしょう。

ソフィアの凄いところは、
日本人や韓国人といった他のアジア人の中国語学習者に混じって、
スウェーデン人であるにもかかわらず、
しっかりと漢字の読み書きをこなしてしまうところです。

中国・アジアの文化に対する彼女の強い情熱が、
欧米人にとって打ち破ることが非常に困難な
「漢字の壁」をも乗り越えさせているのです。

明日もソフィアの魅力をお伝えします。


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2006年6月3日(土)

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