第218回
北京で携帯買うなら女人街
留学生活でも必需品となるのが携帯電話ですが、
中国では日本の携帯電話の利用システムとは状況が若干異なり、
利用する際の初期投資が少しかさみます。
どういうことかといいますと、
日本の場合、NTT DoCoMoやAUといった
携帯電話会社の大手通信キャリアが
利用者が携帯電話を購入する際に
携帯端末の購入金額の多くを払ってくれています。
その代わり、毎月割高な基本料金を
利用者は支払う必要があります。
その反面、中国や諸外国の場合、
携帯電話の端末購入に際して、
通信キャリアからの補助金が無いために、
利用者は携帯端末の小売価格を
ほぼ全額負担する必要があるのです。
日本で1万円も払えば購入できるような性能の携帯電話が
中国では数万円も払わないと手に入らないのです。
しかし、基本利用料というものは無いので、
携帯を使わない月は利用料金を支払う必要は無く、
通話やメッセージの送信分のみを
プリペイドするだけで済みますので、
維持コストが安くあがります。
北京で携帯を購入する場合、
もちろん街の携帯ショップで購入することもできますが、
安く手に入れたいのであれば、
今回ご紹介する女人街に行ってみると良いでしょう。
街の携帯ショップでの小売価格よりも、
3割前後は安く購入できるのです。
女人街は花屋さんやレストラン、
酒場の並ぶ場所です。
地下鉄の東直門駅から
タクシーでも20元(300円)もあれば
つく場所にあります。
酒場のある場所の中に、
「大世界」という名の胡散臭い市場があります。
大世界にはコンピュータの店、
洋服を扱う店、CDやDVDを扱う店などありますが、
ここの2階の一角が、
多くの人で賑わう携帯電話売り場となっています。
街の携帯電話屋さんですと、
大きなお店を借りたり、店員を数名置くなどして
その分のコストが
携帯の小売価格に上乗せされてしまうのです。
しかし、
大世界のように小さな店舗を
個人オーナーのみでまわしている様な業態ですと
運営コストを最小限に留める事ができ、
その分だけ携帯を安く売ることも出来るのです。
女人街から少し南下すると、
我等が邱先生の三全公寓にもアクセスできます。
女人街からも公寓は目視できますので、
歩いて行けない距離でもありません。
携帯電話の購入で浮いたお金で、
美味しい中華やイタリアンを楽しむのもいいですね。
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