中国って、本当のところどうなの?

第232回
怪しい関係の2人!?

今日、多くの企業や組織が独自のキャラクターを作り、
ブランディングに役立てています。

コーポレート・キャラクターの場合、
人間のタレントと違って不祥事を起こすことも無く、
24時間愚痴をもらすことも無く働いてくれるので、
使う側としては管理のしやすいものでしょう。

さて、中国で生活をしていると、
日本では考えられないようなセンスの
キャラクターに出くわすことがあります。

例年、中国の新卒学生の就職人気ランキングで
常に上位に食い込む電機メーカーのハイアールですが、
この企業のコーポレート・キャラクターには
諸外国から来た人々は目を奪われることでしょう。

非常に中のよさそうな男の子2人が、
ハイアールの牧歌的なキャラクターとして起用されています。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

左側の男の子は、
日焼けしているのか地黒なのか、
非常に健康的な雰囲気です。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

そして、右側の男の子は
ブロンドに青い目という
典型的なアングロサクソンの少年です。

この全く中国人的ではない2人の少年が、
ハイアールのコーポレート・キャラクターとして、
非常に緊密な雰囲気を醸し出しているのです。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

比較的色の濃い有色人種と思しき左側の子と
白人と思われる右側の子。

2人はなぜか水着一丁でがっちりと肩を組み、
とても爽やかな様子です。

すれた大人の心を持つ人々からは
妙な関係だと邪推されてしまいそうな
雰囲気を醸し出す2人ですが、
これはいたって「中国的な健全さ」なのでしょう。

留学後、中国人の親友と呼べる友を持ったならば、
ぜひとも水着一丁で身を寄せ合い、
爽やかにソフトクリームを頬張ってみたいみたいものですね。


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2006年7月6日(木)

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