中国って、本当のところどうなの?

第234回
新三里屯では日本人建築家も活躍中

昨日から北京のバーストリートである
三里屯を歩いています。

さて、数十件のバーなどが軒を連ねる三里屯ですが、
現在大きな再開発プロジェクトが着工しています。

その名も「新三里屯」

世界各国から腕利きの建築家が集まって
実施されているこのプロジェクト、
日本からも建築家の隈研吾さんなど
数名のメンバーがグランドデザイン、
設計や内装などの役割を担っています。

中国留学・北京事情・中国の大学-加藤嘉一

新三里屯の総面積は5万平方メートル以上にもなり、
建設される建物は全て4階建てまでとのこと。

新三里屯の中の4分の1は文化・芸術の雰囲気が漂う
バーエリアになる見込みで、
既存のバーが新三里屯へと移転することになりそうです。

新三里屯が竣工するのはまだもう少し先ですが、
このプロジェクトが完成すると、
三里屯エリアの雰囲気は
数段レベル・アップすることになるでしょう。

これまでも中国には目を引く新建築が
多く建てられてきましたが、
どうも「箱だけ立派」というものが少なくないようです。

世界各国で経験をつんだ建築家たちの協働により、
利用者の使い勝手がよく、
景観を損なうことなく街の機能を向上させるような
「価値ある建築物」が完成するといいですね。

世界中に溢れる見栄えと予算だけ立派な
「建築家と建設業者のための建築」ではなく、
利用者や近隣の生活者からも愛される建築を
建てて欲しいものです。


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2006年7月8日(土)

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